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INTERVIEW とこなび INTERVIEW MAGAZINE

所沢の夜に、ちょうどいい距離を。

現場監督から未経験で飛び込んだ、明朗会計と大人の遊び場のつくり方。― カラオケBAR LLOYD 所沢2号店 店長 関 源さんインタビュー

カラオケBAR LLOYD 所沢2号店 店長の関源さん。プロジェクターの映像を背に、店内に立つ
干渉しすぎず、離れすぎず。 料金は明快、遊びは自由に。

Gen Seki

関 源せき げん

カラオケBAR LLOYD
所沢2号店 店長/2026年就任

埼玉県所沢市出身。2026年現在29歳。前職は建設業界の現場監督。2025年、知人の紹介で新所沢の「ロイド」1号店に未経験で飛び込み、半年足らずでその実力を認められる。2026年1月、所沢2号店のオープンと同時に店長へ抜擢された。プライベートでは1児の父。

INTRODUCTION

所沢の夜、もう少しだけ誰かと話したいけれど、深い干渉はされたくない。そんなワガママな気分に寄り添ってくれる場所があるとしたら、どう思いますか。プロペラ通り近く、2026年1月にオープンしたばかりの「カラオケロイド」所沢2号店。店長の関さんは29歳。元現場監督という異色の経歴を持つ彼が、なぜこの街でマイクを握り、カウンターに立つことになったのか。その絶妙な距離感の秘密を探ってみたくなりました。

CHAPTER 01

現場監督から「夜の街」の店長へ。関さんがここに立つまでの意外な物語

取材に伺ったのは、まだ夜の帳が下りる前の静かな時間帯でした。西武新宿線・所沢駅からプロペラ通りを抜け、少し歩いた先にあるのが、「カラオケロイド」の2号店です。扉を開けると、そこには外の喧騒とは少し違う、落ち着いた大人の空間が広がっていました。カウンターの奥から「いらっしゃいませ」と迎えてくれた店長の関さんは、どこか穏やかで、初めて会う私をもふんわりと受け入れてくれるような、安心感のある空気を持った方でした。

でも、お話を聞き始めると、その経歴のギャップに驚かされました。

「いや、僕、前職は現場監督をやってて。全く、全然、業界は違うんですよ。元々1番最初は飲食を少しだけやったことはあったんですけど、夜のバーみたいな形態はここが初めてでしたね」

所沢出身の関さんは、2025年の夏頃、それまで勤めていた現場監督の仕事を辞め、フリーターのような生活を送っていました。そんな時にたまたま知り合いを通じて紹介されたのが、新所沢にある「ロイド」1号店の店長、井上さんだったと言います。

そんな中で、関さんはわずか半年もしないうちに、オーナーから「2号店を出すから店長をやってほしい」と声がかかります。2025年の11月頃のことでした。

その話、取材メモに書きながらちょっと手が止まりました。20代の終わりに、全く未経験の業界に飛び込み、わずか数ヶ月で「店を任せたい」と言わしめる。そこには、本人が「ノリ」と謙遜する言葉以上の、誠実な仕事ぶりがあったに違いありません。

夜のバーみたいな形態は、ここが初めてでしたね。

カラオケバーLLOYDの店頭に灯る、マイクとバーベルをあしらったネオンサイン
店の目印は、マイクとバーベルが光るネオンサイン。歌とトレーニング、二つの「好き」が同居する。

CHAPTER 02

料金は「飲み放題」で明快に。カラオケとダーツが繋ぐ、大人の社交場

「カラオケロイド」という店名の通り、お店のメインはカラオケ。そこにダーツとお酒が加わります。所沢という街にはたくさんのお店がありますが、関さんは「うちはアミューズメントバーみたいな感じを目指してる」と語ります。

特筆すべきは、その料金体系。男性2500円、女性2000円で1時間飲み放題(自動延長制)。「僕が考えてる1番のメリットは、料金が明瞭なところだと思ってるんですね。もちろん決して安くはない金額にはなってるんですけど、カラオケもダーツもできてお酒も飲み放題ってなると、もうこの金額しかいただきませんっていうスタイルでやってるんで」

最近の若い世代は、いくらかかるか分からない不透明な店を避ける傾向がある、と関さんは分析します。実際に訪れるお客さんは、20代後半から40代前半が中心ですが、時には20歳の若者から70代の方までいらっしゃるとか。「所沢駅近くで、世代を超えて一緒に歌って盛り上がる」光景が、ここでは日常です。

「カラオケバーらしく、社交の場じゃないですけど。お客さん同士での盛り上がりっていうのもありつつ、朝までやってるんで、後半になれば知り合いが集まってきてワイワイやってるような……そういう場になりつつあるのかな、っていう感じですかね」

知らない人同士が、誰かの歌をきっかけに乾杯する。そんな昔ながらのスナックのような温かさと、今の時代らしい透明感が同居しているのが、カラオケバーロイドの魅力なのかもしれません。

ミラーボールやプロジェクターを備えた、LLOYDの広々としたソファラウンジ
ミラーボールと大画面を備えたラウンジ。夜のバーのような大人の空間で、心ゆくまで歌える。

CHAPTER 03

所沢と新所沢、似ているようで違う街の空気感に触れて

所沢出身の関さんですが、1号店のある新所沢と、2号店のあるここ所沢駅周辺とでは、集まる人やお酒の飲み方に違いを感じると言います。

「何でしょうね、お酒の飲み方とか騒ぎ方とかが……なんか、漠然と違うなって思いますね。新所沢の方が、ちょっと、お酒の勢いが強いというか(苦笑)。こっち(所沢駅周辺)の方が、比較的落ち着いているというか。大人って言ったらあれですけど、イメージとしてはそうですね」

どちらが良い悪いではなく、駅を一つ挟むだけで独特の「熱量」が違う。関さんはその違いを肌で感じながら、所沢のお店では「干渉しすぎず、離れすぎず」という距離感を大切にしています。

「特に意識してるのは、店員とお客さんの距離感ですね。所沢は地元の方が多くて、どこに行っても誰か知り合いがいるみたいな状況になりがちだと思うんです。だからこそ、一般的な会話はしつつも、そこまで踏み込みすぎない。いい意味で距離を保つのは、僕個人としてすごく意識しているところです」

踏み込まれすぎない心地よさ。所沢という、繋がりの深い街だからこそ、あえて作る「余白」の価値。それが、仕事帰りにふらっと寄りたくなる安心感に繋がっているのかもしれません。

カウンターの内側でドリンクを用意する、カラオケバーLLOYDのスタッフ
カウンター越しに一杯を差し出す。歌の合間に交わす会話も、この店の楽しみのひとつ。

CHAPTER 04

家族との時間と、朝まで灯る店の明かり。29歳の店長が描く未来

順風満帆に見える関さんの店長就任ですが、実は、二つ返事で引き受けたわけではありませんでした。

「いや、結構考えましたね。1ヶ月近く。ここを契約するギリギリの締め切りまで悩んで」

その理由を伺うと、少し表情を和らげながら話してくれました。「ま、僕ちょっと結婚してるんですけど。子供だったりとか、将来的な面で、夜のお店をやっちゃうとどうかな……っていうのは考えましたね。でも、奥さんの方が『やりたいようならやってみればいいじゃない』っていう感じだったんで」

背中を押してくれた家族。2026年現在、お子さんはまだ小さく、一番手がかかるけれど、一番可愛い盛り。夜から朝までの勤務というハードな生活の中で、家族の理解は最大の支えになっているようです。

一方で、お店には信頼できるスタッフも育っています。「うちは僕が休みの日でも、基本的にお店の休みを作らないようにしてて。その時はバイトの子ががっつりやってくれてるんで。オープンして半年ですが、お店を任せてもいいと思えるスタッフがいるのは、本当に恵まれているなと思います」

スタッフへの教育方針を聞くと、「上手に歌うことより、お客さんに気持ちよく歌ってもらうこと。一緒に歌ってと言われたら嫌な顔をせず歌うこと」という、これまた関さんらしい、相手を主役にする答えが返ってきました。

「お金払って行くところに困ったら、ぜひ来てもらえたらなって。終電逃したら、みたいな軽いきっかけでもいいんで」

正直、もっと早く取材に来ればよかったと思いました。飾らずに、でも信念を持ってカウンターに立つ29歳の店長。彼がいる場所なら、初めてのドアを叩くのも、そんなに難しくない気がします。

上手に歌うことより、お客さんに気持ちよく歌ってもらうこと。

CAREER STORY

これまでの歩み


  1. 〜2025年 現場監督時代

    所沢出身。前職は建設業界の現場監督。2025年の夏頃に仕事を離れ、フリーターのような生活を送りながら、次の道を模索していた。

  2. 2025年 ロイド1号店へ

    知人の紹介で、新所沢の「ロイド」1号店の店長・井上さんと出会う。夜のバーは未経験のまま、飲食・接客の世界へ飛び込んだ。

  3. 2025年11月 店長就任の打診

    入店から半年足らず。オーナーから「2号店を出すから店長を」と声がかかる。契約締め切りギリギリまで、1ヶ月近く悩んで決断した。

  4. 2026年1月 2号店 店長に就任

    1月27日、所沢駅近くに「カラオケBAR LLOYD」2号店がオープン。同時に店長となり、朝まで灯る店を任される立場になった。

  5. これから 任せられる店へ

    信頼できるスタッフとともに、干渉しすぎず離れすぎずの距離感を大切にした「大人の遊び場」を、所沢の夜に育てていく。

CAREER DATA

数字で見る「LLOYD」


29歳 店長(2026年現在)
2,000円〜 1時間飲み放題(男性2,500円・自動延長制)
30名 貸切は最大30名まで対応

MESSAGE

お金払って行くところに困ったら、
ぜひ来てもらえたらなって。
終電を逃した、みたいな軽いきっかけでもいいんで。

カラオケBAR LLOYD 関 源

編集後記

取材中、関さんが「家族の応援があったから店長になれた」と照れくさそうに話してくださったのが印象的でした。29歳。夜の街を支える責任感と、父としての優しい素顔。そんな温かな空気が、お店の「居心地の良さ」の隠し味になっているのかもしれません。次はプライベートで、歌いに行こうかな。

PROFILE

プロフィール


店内に立つ、カラオケBAR LLOYD 所沢2号店 店長の関源さん

関 源

せき げん
店名・屋号 カラオケBAR LLOYD(所沢2号店)
出身 埼玉県所沢市出身(2026年現在29歳)
肩書 カラオケBAR LLOYD 所沢2号店 店長
経歴 前職は建設業界の現場監督。2025年、知人の紹介で新所沢「ロイド」1号店に未経験で入店。半年足らずで実力を認められ、2026年1月に所沢2号店の店長へ。
料金・サービス カラオケ・ダーツ・お酒が楽しめるアミューズメントバー。男性2,500円/女性2,000円で1時間飲み放題(自動延長制)。15名以上・最大30名程度の貸切も可。
店舗情報 埼玉県所沢市東町13-1 ヒカリビル101/西武新宿線・池袋線「所沢駅」徒歩5分/営業 20:00〜翌朝まで(2026年1月27日オープン・基本無休)/TEL 04-2941-3808/Instagram @karaoke_bar_lloyd
本人からの一言

干渉しすぎず、離れすぎず。行くところに困ったら、終電を逃したくらいの軽い気持ちで、ぜひ寄ってもらえたら。所沢駅近くで、朝までお待ちしています。

FAQ

よくある質問

Q.「カラオケロイド」は一人で行っても大丈夫ですか?

A.はい、もちろんです。店長の関さんは「干渉しすぎず離れすぎず」の距離感を大切にされています。お一人で静かに飲みたい時も、誰かと少し話したい時も、その時の気分に合わせた過ごし方ができるのが魅力です。

Q.料金システムを詳しく教えてください。

A.男性2,500円、女性2,000円の1時間飲み放題(自動延長制)となっています。この料金の中にカラオケやダーツの利用料も含まれている「明朗会計」がモットー。後から思わぬ金額になる心配がなく、安心して楽しめます。

Q.団体での貸し切りは可能ですか?

A.はい、15名様以上から最大30名様程度まで対応可能です。プロジェクターも完備しており、過去には講演会とその後の宴会をセットで行った例もあります。予算や時間帯についても柔軟に相談に乗ってもらえるので、まずは一度お問い合わせください。

NEXT STORY

今夜は、ロイドで一曲。

カラオケBAR LLOYD 所沢2号店は、所沢駅から徒歩5分。
カラオケ・ダーツ・お酒が明朗会計で楽しめる、朝まで営業の大人の遊び場です。

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