所澤神明社は所沢市の産土(うぶすな)の神であり「所澤総鎮守」でもあります。主祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。 境内には摂社も多数あり、樹木が生い茂り、ことに御神木の樫は数々の伝説を秘めた老木です。 また、西大門の参道には二丈余りの老けやきが立ち並び、古社ならではの神威を一層深めています。 ◆所澤神明社の由来 日本武尊(やまとたけるのみこと)が天照大御神(あまてらすおおみかみ)に祈られたことに由来します。 所澤神明社は、文政九年(1826) に、火災に遭い社殿および別当寺であった真言宗花向院が焼失。それ以前の二度の火災とも併せて、このとき古記録と宝器のほとんどが失われたために、残念ながら正確な創立年は不詳となってしまいました。 しかし、現在も境内に残る老けやきは周囲一丈二尺、大樫は一丈三尺、喬杉は一丈二尺というように、何本もの大樹が堂々とそびえており、当神社がはるかな古よりつづく神社であることを示しています。 文政の火災で総鎮守である神明社を失った氏子たちの愁いは大きく、直ちに再建にとりかかりました。当時の名工、中手妙王太郎の後見のもとに、社殿が造営されたと伝えられています。 明治二年に寺社を分離して花向院は廃寺、神明社が独立し、明治三十五年には現在の社殿が建立されました。また、昭和九年に県下随一の大きさを誇る総檜づくりの雄大な拝殿が完成。また末社も相殿として新築し、昭和九年に竣工したものです。